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Yearly Archives: 2013

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2013年も本当にありがとうございました

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いつの間にかクリスマスが過ぎていて、いつの間にか師走、あと数日で2014年になってしまいます。

2013年もありがとうございました。

今年は引き続き、生きることの感じ方や死生観が、少しずつ変わっていった一年であったように感じる出会いが多くありました。 私、今年も不甲斐ないことが多くありました。

中学生の時に学校をずる休みして見た、日本での初のクリスチャン・ボルタンスキーの大個展の衝撃(翌日の高熱で母に呆れられ)を思い出すたびに、あれにはいたっていませんゆえ、ゆえもうすこし と思っています。

美術とデザイン、環境や位置が違いますこと起点として引っかかりダダコネ,ブンナゲテシマイタイと葛藤してきてまする。

更新予定の製作物は、来年へ持ち越します。

来年もよろしくお願い致します。

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芸術家は仕事をすればする程存在しなくなり、人生を失ってゆくのです。
私たちが仕事をする理由のひとつは、消え去るためではないでしょうか。
個人ではなく、他人のための鏡になること。他人が自分を自分と認めることのできる
鏡の製造人となること。芸術家に人生はありません。
私には、コレクションもなければ何もありません。
私とは他人に与えるものでしかなく、他人が私の中に彼自身を認めるためのものでしか
ないのです。

CHRISTIAN BOLTANSKI Interview ,  展覧会図録 より

画像は、さっき描いた鳥の一部

多摩美術大学芸術祭での展示:「みつあみと編む」

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2013. 11.3 -4 、多摩美術大学芸術祭へ「みつあみと編む」を出展していました。

◉ 服を身にまとうことで、身体を装飾で覆う違和感
◉ 時間の認識
◉ 肌の色と民族による装飾との関係性
◉ 人種、性別、環境による差別(黙認、あからさまも含めて)
について大学に入学以前から、講演、社会環境を通して考察をしてきています。今回、ゼミを通して考察を私なりに深め、制作することができました。

その他の出展画像は、こちらのTumblr からご覧ください。

写真について「三つ編みを 考える 触れる 皮膚の奥、深いところにある思考」

1段目の左
「三つ編みと編むBRAIDING BLADE」500 X 340mm 染色したアクリル糸、黒と白のアクリル糸、綿布 2013

1段目の右
展示の様子:シルクスクリーンと時間のロゴ化「皮膚の奥、深いところにある思考」2013

2段目
「三つ編みと編むBRAIDING BLADE」「BLACK HOLE」作品集のためのリトルプレス   2013

3段目
作品集のためのリトルプレスの一頁

みつあみということを起点として、作品と作品集のためのリトルプレスを制作しました。作品集をご購入いただきまして、ありがとうございました。

 

◉デコマル?

ゼミで生まれた、デコマル(名称について:凸凹のデコ,マルは円、循環、360°)として4人で出展していました。

デコマルについては、TumblrTwitter を、よろしければご覧ください。

(下記画像、いらないかもしれないんですがオマケ、展示前の机での様子)

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本田技研 講演「飲酒運転はなぜ止まらないのか?被害者と加害者の行方」

2013. 10. 21、株式会社ホンダ四輪販売甲信 本社  HondaCars山梨 / HondaCars 松本中央からの依頼で、NPO MADD JAPANの代表として「飲酒運転はなぜ止まらないのか?被害者と加害者の行方」60分〜70分の講演を、250名の本田技研社員へ向けて、してきました。

それぞれに、実現していきたいことがあり、その時点で直面したトラブルを誤摩化さず、丁寧に向き合っていくことの重要性について話をしました。

「本当に聞けてよかったです。これからの方向性の起点になりました」という感想をいただきました。このような感想とともに、下を向いて考えていた様子を見かけることで、思考していく、制作へ反映させていくきっかけとなりました。ありがとうございました。

下記が、講演内容になります。

◉ グラフィックデザイナー、アートディレクターのしごと、時々おこなっているアートとしての制作と展示

◉ 度を超えて飲酒をし続けることでの影響
• 身体と脳への影響(具体例:肝臓、脳、思考)
• 飲酒を通して成人前までの「命を守るプログラム」
• 刑務所や少年院でおこなっている「受刑者プログラム」

◉ 飲酒運転による交通事故死の国際比較

◉ 事故の裏側にある数字のカウントではない「悲しみ」

◉ 心理と精神の方向性と飲酒の影響
•ストレスと怒り「感情のコントロール」
• 表面的ではない、本来のコミュニケーションの重要性

◉ 被害者の状況
• 事故死によって大切な人を失ってしまった人たちの過去と現在
• つくり手(アーティスト、作家、音楽家)が、大切な人を失ってしまったことをきっかけとした制作、方向

◉ 加害者の状況
• 飲酒運転によって起こしてしまった事故直後の様子と被害者との関係

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虹まで歩いていこう

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昨日、カンブリア宮殿にグラフの北川一成さんが出演していました。

村上龍さんが『北川さんのお母さんは、綺麗な虹を見ていた北川さんにビニール袋に入れて、「虹がここにあるわよ。」』と言ったというエピソードを話していました。

小さい頃に虹を見ながら「綺麗。虹の始まりってどこ?」と母に訊ねたら、「あなたなら行けるわ。行ってきなさい虹の旅」と。

思い出すと幸せな気持ちになります。

子供の頃、どうしても虹の旅に行きたいと思ってました。(今でも始まりを見に行きたいと思う)。

本当に美しいものには、近寄ってみたくなり。

ディティールも 質感も 形状ですら 微妙に曖昧でわからないほど遠くても 美しいと感じるものから目を離すことは難しく。

時にはぼんやり   時には直視   同じ様、数分間だけの美しさをただ眺めています。

写真は、このまえ架かった虹と庭にやってきた蝶。

個人的な記憶と言葉の関係性

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◯個人的な記憶とその先

個人的な記憶は、強度は違えど誰にでも共通してあることで、昇華(消化、未消化)の方向、仕方も様々である。

起点にはなるが、その先ではそれほど重要なことではないと、たえず考えている。

表現力とは別の思考の状況:おおよそのものごとは、つたわり難いが前提であり、起点の非重要性(固執的、または情報の共有を遮断)が相反して見えているときは どちらでも良く、解釈もそれぞれの環境に伴い、新しい実験や発見をするように見聞きし、ある程度調整をするようにしている。

類似点は、歴史や背景をある程度、丁寧に追うことで、その多くが分類可能となる。知らないことで起こる偶然性との勘違い、新たなるものとの差異を探求していくことが楽しみとなる。

◯言葉

言葉だけでは簡単に嘘をつくことができる。

瞬間、数分、数十分のあいだ、言葉を交わすという行為において、関係性が存在し、冷静に発する側の意識誘導も起きている。

好きや嫌いという浅い感覚と同様に言葉そのものを、よほどのことがない限り、10代の頃から100% 信じることもない。

◯先端であったシルクスクリーンの現在

画像は、描いて布へシルクスクリーンで印刷したもの(シルクの習作実験)。

アンディウォーホールがシルクを使用していた当時、シルクは先端だった。

それが落ち着き、また新たなるものが先端となっていく時間の中において、シルクの意味ってなんなのだろう。

◯「かわいい」と「考えない」

アンディウォーホール、会田誠、岡本太郎、村上隆、それぞれを簡単に i phone で検索して見せたら、みんなかわいいという人達に会った。私の制作しているものも、その人達にとっては「かわいい」らしい。少し悲しいけれど、日本にいる人達があまり考えることなく使用している言葉「かわいい」。なぜだか思考することを自ら失ったようにも見えた。

水野教授とナラティブ考察ワークショップをしました

9月1日、臨床人間学の観点からナラティブについて研究をされている水野教授(麗澤大学名誉教授)と対談形式のワークショップにて、デモンストレーションをおこないました。

心理学や哲学、私も書かせていただきました書籍、少しではありましたが民俗学者の柳田國男さんに感銘を受けたことなどが話題の中心となりました。

集中力を持って、人生を構築していくことや、実現していくための集中力、それと共に、友人や家族の存在の大きさについて、考える事が多くありました。

その中で、数十年生きてきて全てが中途半端で、会社も数年で辞めてしまい継続ができません。どうすればいいでしょうという質問がでました。私なりに、できる限り答えながら、切り捨ててはいけない本来の社会の意味を考える時間でもありました。

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制作のためのルーツと考察:(1)「イスラームと宗教」

現在は、麗澤大学名誉教授(臨床人間学)水野次太郎さんからアドバイスをいただきながら、ナラティブ考察の視点や観点から、アート作品としての制作と講演やワークシップを通じて、社会問題への取り組みをしています。

都市の防災システムを長きに渡り研究、実現してきている叔父の村上すみ直さん(都市工学博士)からは、人が集い、使っていくことで起きていく「場」のチカラについてなど、時々アドバイスをいただいています。

今回は、「イスラーム」と「宗教」について、イスラームとしての社会認識と非イスラームとしての社会認識、「相互の認識のずれ」と偏見、差別、迫害の印象について、浅くはありますが考察しました。

※イスラム文化については多摩美術大学で中村寛准教授講義を受講して、無宗教である私が個人として興味を持ち2回に分けて考察します。

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制作のためのルーツと考察:(2)「音楽と美術、社会と文化」

◉オリエンタリズム著者:エドワード・サイードが遺したもの

エドワード・W・サイード(1935〜2003)はオリエンタリズムの著者であり、パレスチナ問題への発言、行動に情熱を傾けていた人でもありました。

フランスの哲学者:ミシェル・フーコー(構造主義)が表象の作用について言及していますが「Re=もう一度、Present=存在そのもの、Re Presentation=代弁、代表」再び存在させるということに着目しながら、サイードが考察、また問題定義をしているオリエンタリズムについて、考えてみたいと思います。

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荒木経惟作品集「東京ブルース1977」デザインをしました

 荒木経惟作品集「東京ブルース1977」と展覧会の案内状をメタスタジオでデザインさせていただきました。

立ち落しはギリギリの写真にあわせたサイズでしています。荒木さんにも気に入っていただきました。

荒木経惟 「東京ブルース 1977」 8月24日ー9月21日(土) タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム(東京・六本木 AXISビル)

こちらから購入できます。

AD : Kazumi Hosono,  D : Kazumi Hosono , Megumi Iida, META STUDIO LTD.

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刺繍を使った習作と雑誌販売0.5号

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ほころびができてしまったシャツに刺繍をしています。かつての新しさとほころびの現在、刺繍をしていくことで新たなものへの転化。シフトしていく価値。
まだおぼろげではありますが、かつてマルタンマルジェラが作り出すクリエイションを

服を着る理由とは?
この形の理由は?
何故着飾る必要があるのか?
ブランドの価値とは?
ということを、あそこでなくてはならなかったと思いながら、ここのところ眺めたり着ることが増えている理由も含めて、考察しながら制作のための習作を繰り返しています。

これは、軍 のために作られた鞄に白ペンキが塗られたもの。
それほど古いものではありませんが、買った当時はあまり持たず、いま毎日のように使っています。

もう一枚の写真は、スーザンチャンチオロさんの作り出すステッチや世界観に、触覚を感覚的に刺激する要素を感じて、DMをデザインさせてほしいとお願いして作った案内状になります。本当に嬉しかったと思えた出会いのようなものでした。

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日本建築学会:賞牌のデザインをしました

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日本建築学会から依頼がありまして、今年度に新設されました「日本建築学会 著作賞」の賞牌のデザインを2案提出していましたが、書籍をアクリルでデザインしたものが採用されました。

賞が継続される限り続くこの様なプロダクトをデザインをすることができましたことを、会社としてとても光栄なことと思っています。

幻となりましたもう一案は、複雑な形を提案してて成形の予算を大幅にもの凄くオーバーしてしまい、コンセプトとしてはそちらの案もこちらの案と同じではありますが、最後の着地地点が、予算の都合上でこちらの案が採用されました。

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日本建築学会の賞牌のデザインは、他に彫刻家の方のデザインもあり、グラフィックデザイナーでは、「日本建築学会 文化賞」の賞牌のデザインを福田繁雄さんがされています。

Book Design:Nobuyoshi Araki”EroReal”, Hirofumi Toyama “PAINTINGS”

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荒木経惟「エロリアル」、登山博文「PAINTINGS」、2点の作品集のアートディレクションとデザインをさせていただきました。

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東京文化会館:クラシックフェスのグラフィックデザイン

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更新が遅くなってしまいましてすみません。

日本演奏連盟 第25回クラシックフェスティバル〈ファイナルコンサート〉THANK YOU FOR THE MUSIC のグラフィックデザイン(雑誌広告、ポスター、プログラム表紙、配布用プログラム)を今年もさせていただきました。

今回のコンサートは、25年続きましたクラシックコンサートの最終回でした。

私が入社したデザイン会社、株式会社スタジオスーパーコンパスにて、こちらのクラシックフェスのデザインを担当したのちに有限会社メタスタジオを設立して、引き続き担当させていただき十数年過ぎていました。

毎年楽しみながら、クラシックの専門家ではありませんがそれぞれの作曲家について書籍を読み、曲目を聞き、デザインへと昇華するようにしてきました。

最終回は、ほぼ満席の会場に第九が響き渡り、幕を閉じました。今回のコンサートはそれぞれの曲と共に、走馬燈のように記憶がよみがえってきて、私にとって特別な演奏会となりました。

余談になりますが、先日「THE END」音楽家/アーティストの渋谷慶一郎さん、演出家/演劇作家の岡田利規さん、映像作家のYKBXさん他による現代のオペラを鑑賞しました。言葉にならない日常の単語の連なり、死という普遍性について新たなる可能性を感じました。

AD,D:Megumi Iida

2013-06-01 2013-06-04

 

 

WIRED+TUMBLR VISUAL CONTEST 受賞

第10回「WIRED+TUMBLR VISUAL CONTEST「‘異’な動物」」で、リブログやスキ!が一番多かったようで(どの方々も知人や友人ではありません)、ユーザー賞をいただきました。

WIRED 編集長からのコメント
「生き物の二面性をテーマにした美しいイラストです。生と死が表裏一体となったすべての生き物にとって、こうした二面性は宿命のようなものでしょうか」(若林編集長)

ありがとうございました。こちらは、多摩美術大学学内展へ出展していたものになります。

2013-02-29

韓国から取材を受けました

4月11日、サムスンの首席研究員 張さんと韓国の新聞国際デスク記者 リーさんから、日本の飲酒運転の現状や私がおこなっている活動について、取材を受けました。
韓国でおこなわれる講演で録画されましたビデオや、取材内容が流されるとのことです。

私は、お酒が遺伝からと思われますが、頭が痛くなってしまいほとんど呑むことができません。
その私ができることは、「再生への希望の裏にある、それぞれの時代性と死生観をどう伝えていくか」ということかもしれないと考え、デザインや制作と共に心理学や現象、哲学なども学びながら、時々になりますが講演やワークショップをさせていただいています。

1.2枚目の写真は、取材の際にお土産でいただきました工芸品です。オリエンタルの落とし込みが日本とは違う印象をデザインからも見ることができます。

3枚目の写真は、おまけになりますが、叔父の会社の入り口で向かえてくれた福こけしとアルマジロのしっぽ。日本のオリエンタル工芸(笑顔になってしまうかわいさ!)

4枚目の写真も、おまけです。新日鐵での講演後に銀座のヤマハへ2回目の講演でゲストをお願いしたトランペット演奏家の鈴木さんと出かけた帰りに休憩で寄ったカフェで。(鈴木さんミルクレープ、私は父も好きだった和栗モンブラン)

現在、新日鐵株式会社で「考える+動く=?!」という講演を6回連続で、各回100名弱へおこなっています。
数年にわたり講演させていただいていますが、それぞれの年により講演内容を変えています。これからも多くを学びながら続けていきたいと思っています。

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デザインアーカイブ、リニューアル

デザインのページをリニューアルしました。http://www.meta-studio.co.jp

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オリジナルノートの展示と販売(渋谷Fab cafe)

2013-03-13

レーザーカッターをはじめ様々なデジタル工作機械を備えることで、新しいものづくりを楽しむ空間を提供している渋谷Fab cafeで「カキモリPOP-UP STORE in FabCafe」という企画に参加しました。
2012.3.28 Thu – 3.30 Sat

日常の中に、インターネットやi phone などが欠かせないデジタル状況に伴い、多くの物にタグ付けがされ断片やノイズのようになっていくということがあります。
実存する物の、触覚や香りが残っていくための個性とは。ノートの価値や可能性がより広がっていくこととは。図形の連なりをモチーフとして、ここから形になっていくように構成しています。

こちらはノートの表紙になりますが、ここに留め具やリングをつけ、紙を選び、製本されて一冊のノートが完成します。

このノートも展示、販売されますので週末はFab cafeへ、是非行ってみてください。

上記写真は、Fab cafeのフェイスブックからの写真です。詳細はTumblrをご覧ください。

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東松照明さんを偲ぶ会の案内状と作品集のデザイン

開催日時:2013年3月26日  国際文化会館 発起人:荒木経惟、奈良原一高、細江英公、森山大道

昨年12月14日に82歳で亡くなられた写真家、東松照明さんを偲ぶ会の案内状と、記念の小冊子のデザインを担当させていただいた。
昨日おこなわれた会は、たくさんの出席者により、あたたかい雰囲気に包まれていた。

これほどの敬意と親愛をもって見送られるとは、作家としてなんと幸せなことだろう。はじめにスライドショーで荒木経惟、奈良原一高、細江英公、森山大道らの発起人、親交のあった写真家8名により、作品が捧げられた。それらの写真が76ページの小冊子にまとめられ、帰りに出席者全員に手渡された。表紙は自身による力強いポートレイト、タイトル “Homage to Shomei Tomatsu” はあえて非表示に。清々しい本になった。会では発起人それぞれの思い出が語られ、写真評論家・飯沢耕太郎氏が東松照明の仕事をスライドで紹介、「東松照明の仕事を振り返ることで、日本の戦後の写真が見えてくる」と作品の重要性をコメントした。(細野)

出席をされました平凡社の方のツイートになりますが、会での記念撮影の様子はこちらからご覧いただけます。

東松さんが戦後すぐに撮影された写真の一部をまとめたサイトのリンクです。(リンクに問題があるようでしたら、お手数ですがご連絡をお願い致します)

左上の写真が案内状のオモテ面、右上の写真が当日、参加者に配られました発起人による作品集の表紙の色校正になります。当初、作品集は10〜15頁の予定でしたが、発起人の方々が東松さんに寄せた写真群により、作品集は最終的に76頁にふくらみました。会の終わりに参加者全員に配布され、私たちの手元に届いたのも当日でした。(飯田)

普段は飯田が書いているブログですが、今回初めて細野が数行になりますが文章を書きました。

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展覧会

多摩美にてデザインとその環境について改めて考えを構築しなおしているため、デザイン科の准教授 佐藤直樹さんの個展へ行ってきました。

アートでもイラストでもありませんと書かれたフライヤーの答えの先がありましたたぶん。整えてしまおうとする、バランスをとろうとしてしまおうとする癖や無意識への挑戦をしているようにも感じられました。

「秘境の荻窪」展は3月24日まで、6次元でおこなわれています。ゆったりと優しい時間が流れてました。

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それから竹内君参加のグループ展、resist 写真塾 写真展 『ex.resist』 写真塾(主宰:吉永マサユキ・森山大道) の卒業生による写真展へ。

森山大道さんとは、拙いながらも作品集のディレクションとデザインをさせていただきました。竹内君とは、私達が卒業した私立自由の森学園の公開研究会のパンフレットのデザインをした際に、在校生の写真を撮ってもらいました。ご縁はまわるまわる☆*:.。 .AL Gallery

写真にしか切り取れない、いま が切り取られていたように感じました。

10代〜20代に作品集や展覧会、ライブ、書籍をたくさん見ました。会社を立ち上げたときに、展覧会や書籍を通してその場を立ち去ることができない感動や衝撃を受けた人とデザインを通して繋がりたいと思い繋がりリスト(願望:暫く社外秘)を勝手に作りました。それは、賞をとることよりもその時点で大きな希望でした。そのリストが少しずつ実現しています。荒木経惟 作品集 5冊のデザイン、森山大道さんの作品集については、僭越ながら「喪失を贈り物に変える」に書かせていただいています。よろしければ、お手にとってご覧いただけますとうれしいです。

 

Animation 「 Thinking-Scale #002」

多摩美術大学 学内展「オフライン・ソーシャルネットワークー交差する足跡」展にて発表したものを手直ししました。そのほかアーカイブから他のアニメーション映像もご覧いただけます。

You tube Channel (archives)

Tumblr  学内展の様子はこちらからご覧ください

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