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メタスタジオを退職することになりました

2002年に細野一三と共同で設立しました有限会社メタスタジオを、2014年3月末日で退職します。現在、残務整理を進めています。
大変お世話になりました皆様をはじめ、温かく見守り助言をくださいました方々に心から感謝を申し上げます。

共感する発信をしつづけている企業に、2014年5月から勤務することとなりました。

ファッションとコンプレックスの関係性、身体と服の関係、かつてとても高価であった布から衣服への展開の歴史と現在の社会状況など、とても至りませんが少しずつ探求をしてきました。

その他、東京藝術大学と取手市が連携しています井野アーティストビレッジに、2014年4月から入居して週末に美術作品の制作を続けていきます。

2014年に受験しました東京藝術大学大学院の入試は落ちてしまいましたが、来年以降に修士課程に進学して、記憶、感覚的な痛みなど日々のあわいを起点に身体性との関係を考察しながら深めていきたいとも現時点では考えています。

ウェブサイトは、まだ移行がすんでいないためTumblrになります。時々更新していきますので、興味を持たれた際はご覧ください。

ウェブサイトへの移行は、6月を目処に進めていますが、今後の情報は、ひとまずtwitterに更新していきます。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。


下記写真は、1920年代の羽織にアールデコとアールヌーボーの印象を刺繍しているものになります。

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「FLAKE」(”Find the Latest Artworks in this KUJI styled Envelope.”)販売

「Indivisible to Distortion 分割できない歪み」2013−2014(部分) がカードになって販売されることになりました。私の他に11人の作品がカードとして封入されています。
よろしければ下記からご覧ください。購入することができます。

「FLAKE」(”Find the Latest Artworks in this KUJI styled Envelope.”)
http://torideeconte.wix.com/flake#!artists/cyuu

※FLAKE : TORIDE.E.CONTEが展開するアートプロジェクトの一つです。

3月末に展示販売も下記でされていました。アーカイブが見つけられずすみません。
http://omonmatent.webflow.com/

「Indivisible to Distortion 分割できない歪み」2013−2014(部分)
1500 X 1500mm、Hand Embroidery

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toride.e.conteゲストトーク「デザインとアートによる展開:つくる 生きる 響く」

説明文

3月22日 17:00〜19:00「デザインとアートによる展開:つくる 生きる 響く」
スピーカー:飯田めぐみ
参加料:500円
場所:Toride Art Project オフィス2F(〒302-0024 茨城県取手市新町2-5-5)
アクセス:取手駅西口より徒歩1分

http://actica.wix.com/torideconte

1:デザインが生み出される プロセスと主観的個性との関わり
2:社会貢献とデザイン
3:アートによる展開

こちらの内容で、話をさせていただく予定です。東京から遠いですがよろしければご参加ください。
後日、録画していただきました内容がウェブにアップされるとのことです。

主催:toride.e.conte 
助成:平成25年度取手の芸術活動連携サポート事業

※TORIDE.E.CONTEとは
まっさらなスケッチブックに、どこまでも広がる、絵コンテ。
多くのアーティストが集まる茨城県取手市を拠点にした創造の記録を発信していく。取手アートプロジェクトと取手市が、様々な形態のプロジェクトを通して、取手の姿を現在進行形で描いていきます。

 

作品集「三つ編みと編む」販売

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「三つ編みと編むBRAIDING BLADE」

髪の色を変える、それを編む、その行為の表面は軽やかに人種、性別を超えていってしまうようにも見える。髪が光に透けるとアクリル糸のよう。

人毛ではなくアクリル糸を染めた作品をつくり、三つ編みから文化と広まりを考察をしたものをテキストにまとめ、作品集にしました。

◉ 肌の色と民族による装飾との関係性
◉ 人種、性別、環境

模索舎タコシェにて、作品のポストカード付き、印刷部数がすくないので、表紙の紙をそれぞれ変えてます。 850円で販売。店頭にてご高覧ください。

まだ十分に精査された内容ではありませんが、社会と文化を本のような形体の作品と冊子で考察するシリーズの2冊目になります。

補足引用:最後の頁はCOMINGから。

A5, 28p, 2013-2014
Graphic, Design, Text and Photo by Megumi Iida

作品集「Frills and Days」販売

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「Frills and Days 装飾の行方」

11年仕事場のある渋谷、流行や独自の深化をとげているコンパクトシティにおける場所で、お洒落というフリルの様な装飾性をポイントとして話した4人の男女の不安:放射能,表現の提示、日常の違和感、死の淵との距離についてを古着、刺繍、ペインティング、シルクスクリーンで2種類の作品を制作。

その後、装飾性と日常の思考を考察し、テキストを書き一冊の本にしています。

模索舎タコシェにて、作品のポストカード付き、部数が少ないので表紙の紙をそれぞれ変えてます。 850円で販売。店頭にてご高覧ください。

 A5,12p, 2014
Graphic, Design, Text and Photography by Megumi Iida

大学で制作しました雑誌「中庭」発売

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雑誌「中庭」が2月1日に発売されました。

場を作り出していく葛藤とその後をインタビューにまとめた雑誌になります。

9ヶ月前に発売予定でしたが、予算の都合からデザインの変更をすることにより、未熟と感じられてしまうこともあるかもしれませんが、私もより読みやすいレイアウトを考えるきっかけとなりました。場を作り出していくことや編集に興味をもたれました際はご高覧ください。

私自身は、後半は今後の研究テーマの絞り込みや大学院への準備、レジデンスのことも考慮に入れながら、仕事も重なってしまい、積極的に参加することができませんでした。とても申し訳なかったと思っています。

発売店舗(2014.2.11):代官山蔦屋書店、パルコブックセンター(リブロ渋谷)、タコシェ、tumblrからの通信販売

特集:つくることを、つくるとこ。
渋家 齋藤桂太

6次元 ナカムラクニオ

DESIGN SOIL 田頭章徳 (神戸芸術工科大学)

PHYSICAL TEMPO いすたえこ、川沿い船長、伊藤ガビン

ASOKO ダブ丸、たまちゃん、フキン

SUPER DELUXE マイク・クベック

シブヤ大学 伊藤剛(ASOBOT)

SPECTATOR 青野利光

SUNDAY ISSUE

自ら行動を起こし、メディアやスペースを立ち上げた、総勢9組のインタビューを掲載。
設立から現在に至るまでの経緯に迫ります。
ものづくりに関わる人が自分の居場所を作るために、役立つヒントが満載です。(通信販売のテキストから引用)

多摩美術大学 卒業制作展

2014年2月1日〜2月3日、多摩美術大学造形表現学部(上野毛駅下車)にて、デザイン学科卒業制作展、大学院終了展、映像演劇学科年度末企画発表がおこなわれています。

様々な表現、研究の成果を見にいらしていただけますと幸いです。

卒業後もできる限り丁寧に研究、制作、発表を続けていきたいと考えています。デザイン領域における挑戦を20年近く続けてきました。チームでのグッドデザイン賞を始め、スープストックのロゴなど会社として、とても微力ながらできることを続けてまいりました。少しずつ今後は、個人としての美術を通した研究、探求、制作へと移行していきます。

食堂前で展示をしています。

未熟ではありますが、デザインとしてのコンセプトで制作したものではありません。

写真は、私の卒業制作「分割できない歪み  Indivisible to distortion」

分割できない歪みとは、情報としての整理が難しい現象の本質を会話と考察を繰り返し、可視化したものである。
すべての人工物は手から生み出されていく。
手刺繍は、ひと針ひと針縫っていく制作プロセスとその時間が可視化される手法であり、
衣服は第二の皮膚、古着は無名性の生きた時間を内包した一枚の布である。
其処に刺繍が施されることで、新たな生命が再生する。

死を見つめることで、生命の本質に戻っていく。
記憶、痛み、時間、とどまることなく変化していく日々のあわい。
儚さ、常に変化し、移ろいゆくときのなかで、生命のリアリティを再構築する。

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2014年が始まりました

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2014年が始まりました。

充実させながら、少しずつ丁寧に実現化させていこうと思っています。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

上記の写真は、新年にかけて制作していたもの。デコマルで、触れる触覚を起点に活動中で、多摩美術大学で展示した三つ編みと編むの第二弾になります。個人それぞれが制作して冊子を作り、販売するようにしてます。

「Frills and Days 装飾の行方」は、装飾と個性のあり方、豊かさとは、主観と客観性についての考察から、書籍のような形体をとっています。

こちらは、リトルプレスの作品集的コンセプト冊子も制作してて、展示のためのギャラリーや店舗、書店取扱店を探しています。興味を持たれた際はメールにてご連絡をお願いします。

冊子の一部は、模索舎で販売しています。

2013年も本当にありがとうございました

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いつの間にかクリスマスが過ぎていて、いつの間にか師走、あと数日で2014年になってしまいます。

2013年もありがとうございました。

今年は引き続き、生きることの感じ方や死生観が、少しずつ変わっていった一年であったように感じる出会いが多くありました。 私、今年も不甲斐ないことが多くありました。

中学生の時に学校をずる休みして見た、日本での初のクリスチャン・ボルタンスキーの大個展の衝撃(翌日の高熱で母に呆れられ)を思い出すたびに、あれにはいたっていませんゆえ、ゆえもうすこし と思っています。

美術とデザイン、環境や位置が違いますこと起点として引っかかりダダコネ,ブンナゲテシマイタイと葛藤してきてまする。

更新予定の製作物は、来年へ持ち越します。

来年もよろしくお願い致します。

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芸術家は仕事をすればする程存在しなくなり、人生を失ってゆくのです。
私たちが仕事をする理由のひとつは、消え去るためではないでしょうか。
個人ではなく、他人のための鏡になること。他人が自分を自分と認めることのできる
鏡の製造人となること。芸術家に人生はありません。
私には、コレクションもなければ何もありません。
私とは他人に与えるものでしかなく、他人が私の中に彼自身を認めるためのものでしか
ないのです。

CHRISTIAN BOLTANSKI Interview ,  展覧会図録 より

画像は、さっき描いた鳥の一部

多摩美術大学芸術祭での展示:「みつあみと編む」

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2013. 11.3 -4 、多摩美術大学芸術祭へ「みつあみと編む」を出展していました。

◉ 服を身にまとうことで、身体を装飾で覆う違和感
◉ 時間の認識
◉ 肌の色と民族による装飾との関係性
◉ 人種、性別、環境による差別(黙認、あからさまも含めて)
について大学に入学以前から、講演、社会環境を通して考察をしてきています。今回、ゼミを通して考察を私なりに深め、制作することができました。

その他の出展画像は、こちらのTumblr からご覧ください。

写真について「三つ編みを 考える 触れる 皮膚の奥、深いところにある思考」

1段目の左
「三つ編みと編むBRAIDING BLADE」500 X 340mm 染色したアクリル糸、黒と白のアクリル糸、綿布 2013

1段目の右
展示の様子:シルクスクリーンと時間のロゴ化「皮膚の奥、深いところにある思考」2013

2段目
「三つ編みと編むBRAIDING BLADE」「BLACK HOLE」作品集のためのリトルプレス   2013

3段目
作品集のためのリトルプレスの一頁

みつあみということを起点として、作品と作品集のためのリトルプレスを制作しました。作品集をご購入いただきまして、ありがとうございました。

 

◉デコマル?

ゼミで生まれた、デコマル(名称について:凸凹のデコ,マルは円、循環、360°)として4人で出展していました。

デコマルについては、TumblrTwitter を、よろしければご覧ください。

(下記画像、いらないかもしれないんですがオマケ、展示前の机での様子)

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本田技研 講演「飲酒運転はなぜ止まらないのか?被害者と加害者の行方」

2013. 10. 21、株式会社ホンダ四輪販売甲信 本社  HondaCars山梨 / HondaCars 松本中央からの依頼で、NPO MADD JAPANの代表として「飲酒運転はなぜ止まらないのか?被害者と加害者の行方」60分〜70分の講演を、250名の本田技研社員へ向けて、してきました。

それぞれに、実現していきたいことがあり、その時点で直面したトラブルを誤摩化さず、丁寧に向き合っていくことの重要性について話をしました。

「本当に聞けてよかったです。これからの方向性の起点になりました」という感想をいただきました。このような感想とともに、下を向いて考えていた様子を見かけることで、思考していく、制作へ反映させていくきっかけとなりました。ありがとうございました。

下記が、講演内容になります。

◉ グラフィックデザイナー、アートディレクターのしごと、時々おこなっているアートとしての制作と展示

◉ 度を超えて飲酒をし続けることでの影響
• 身体と脳への影響(具体例:肝臓、脳、思考)
• 飲酒を通して成人前までの「命を守るプログラム」
• 刑務所や少年院でおこなっている「受刑者プログラム」

◉ 飲酒運転による交通事故死の国際比較

◉ 事故の裏側にある数字のカウントではない「悲しみ」

◉ 心理と精神の方向性と飲酒の影響
•ストレスと怒り「感情のコントロール」
• 表面的ではない、本来のコミュニケーションの重要性

◉ 被害者の状況
• 事故死によって大切な人を失ってしまった人たちの過去と現在
• つくり手(アーティスト、作家、音楽家)が、大切な人を失ってしまったことをきっかけとした制作、方向

◉ 加害者の状況
• 飲酒運転によって起こしてしまった事故直後の様子と被害者との関係

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虹まで歩いていこう

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昨日、カンブリア宮殿にグラフの北川一成さんが出演していました。

村上龍さんが『北川さんのお母さんは、綺麗な虹を見ていた北川さんにビニール袋に入れて、「虹がここにあるわよ。」』と言ったというエピソードを話していました。

小さい頃に虹を見ながら「綺麗。虹の始まりってどこ?」と母に訊ねたら、「あなたなら行けるわ。行ってきなさい虹の旅」と。

思い出すと幸せな気持ちになります。

子供の頃、どうしても虹の旅に行きたいと思ってました。(今でも始まりを見に行きたいと思う)。

本当に美しいものには、近寄ってみたくなり。

ディティールも 質感も 形状ですら 微妙に曖昧でわからないほど遠くても 美しいと感じるものから目を離すことは難しく。

時にはぼんやり   時には直視   同じ様、数分間だけの美しさをただ眺めています。

写真は、このまえ架かった虹と庭にやってきた蝶。

個人的な記憶と言葉の関係性

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◯個人的な記憶とその先

個人的な記憶は、強度は違えど誰にでも共通してあることで、昇華(消化、未消化)の方向、仕方も様々である。

起点にはなるが、その先ではそれほど重要なことではないと、たえず考えている。

表現力とは別の思考の状況:おおよそのものごとは、つたわり難いが前提であり、起点の非重要性(固執的、または情報の共有を遮断)が相反して見えているときは どちらでも良く、解釈もそれぞれの環境に伴い、新しい実験や発見をするように見聞きし、ある程度調整をするようにしている。

類似点は、歴史や背景をある程度、丁寧に追うことで、その多くが分類可能となる。知らないことで起こる偶然性との勘違い、新たなるものとの差異を探求していくことが楽しみとなる。

◯言葉

言葉だけでは簡単に嘘をつくことができる。

瞬間、数分、数十分のあいだ、言葉を交わすという行為において、関係性が存在し、冷静に発する側の意識誘導も起きている。

好きや嫌いという浅い感覚と同様に言葉そのものを、よほどのことがない限り、10代の頃から100% 信じることもない。

◯先端であったシルクスクリーンの現在

画像は、描いて布へシルクスクリーンで印刷したもの(シルクの習作実験)。

アンディウォーホールがシルクを使用していた当時、シルクは先端だった。

それが落ち着き、また新たなるものが先端となっていく時間の中において、シルクの意味ってなんなのだろう。

◯「かわいい」と「考えない」

アンディウォーホール、会田誠、岡本太郎、村上隆、それぞれを簡単に i phone で検索して見せたら、みんなかわいいという人達に会った。私の制作しているものも、その人達にとっては「かわいい」らしい。少し悲しいけれど、日本にいる人達があまり考えることなく使用している言葉「かわいい」。なぜだか思考することを自ら失ったようにも見えた。

水野教授とナラティブ考察ワークショップをしました

9月1日、臨床人間学の観点からナラティブについて研究をされている水野教授(麗澤大学名誉教授)と対談形式のワークショップにて、デモンストレーションをおこないました。

心理学や哲学、私も書かせていただきました書籍、少しではありましたが民俗学者の柳田國男さんに感銘を受けたことなどが話題の中心となりました。

集中力を持って、人生を構築していくことや、実現していくための集中力、それと共に、友人や家族の存在の大きさについて、考える事が多くありました。

その中で、数十年生きてきて全てが中途半端で、会社も数年で辞めてしまい継続ができません。どうすればいいでしょうという質問がでました。私なりに、できる限り答えながら、切り捨ててはいけない本来の社会の意味を考える時間でもありました。

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制作のためのルーツと考察:(1)「イスラームと宗教」

現在は、麗澤大学名誉教授(臨床人間学)水野次太郎さんからアドバイスをいただきながら、ナラティブ考察の視点や観点から、アート作品としての制作と講演やワークシップを通じて、社会問題への取り組みをしています。

都市の防災システムを長きに渡り研究、実現してきている叔父の村上すみ直さん(都市工学博士)からは、人が集い、使っていくことで起きていく「場」のチカラについてなど、時々アドバイスをいただいています。

今回は、「イスラーム」と「宗教」について、イスラームとしての社会認識と非イスラームとしての社会認識、「相互の認識のずれ」と偏見、差別、迫害の印象について、浅くはありますが考察しました。

※イスラム文化については多摩美術大学で中村寛准教授講義を受講して、無宗教である私が個人として興味を持ち2回に分けて考察します。

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制作のためのルーツと考察:(2)「音楽と美術、社会と文化」

◉オリエンタリズム著者:エドワード・サイードが遺したもの

エドワード・W・サイード(1935〜2003)はオリエンタリズムの著者であり、パレスチナ問題への発言、行動に情熱を傾けていた人でもありました。

フランスの哲学者:ミシェル・フーコー(構造主義)が表象の作用について言及していますが「Re=もう一度、Present=存在そのもの、Re Presentation=代弁、代表」再び存在させるということに着目しながら、サイードが考察、また問題定義をしているオリエンタリズムについて、考えてみたいと思います。

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荒木経惟作品集「東京ブルース1977」デザインをしました

 荒木経惟作品集「東京ブルース1977」と展覧会の案内状をメタスタジオでデザインさせていただきました。

立ち落しはギリギリの写真にあわせたサイズでしています。荒木さんにも気に入っていただきました。

荒木経惟 「東京ブルース 1977」 8月24日ー9月21日(土) タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム(東京・六本木 AXISビル)

こちらから購入できます。

AD : Kazumi Hosono,  D : Kazumi Hosono , Megumi Iida, META STUDIO LTD.

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刺繍を使った習作と雑誌販売0.5号

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ほころびができてしまったシャツに刺繍をしています。かつての新しさとほころびの現在、刺繍をしていくことで新たなものへの転化。シフトしていく価値。
まだおぼろげではありますが、かつてマルタンマルジェラが作り出すクリエイションを

服を着る理由とは?
この形の理由は?
何故着飾る必要があるのか?
ブランドの価値とは?
ということを、あそこでなくてはならなかったと思いながら、ここのところ眺めたり着ることが増えている理由も含めて、考察しながら制作のための習作を繰り返しています。

これは、軍 のために作られた鞄に白ペンキが塗られたもの。
それほど古いものではありませんが、買った当時はあまり持たず、いま毎日のように使っています。

もう一枚の写真は、スーザンチャンチオロさんの作り出すステッチや世界観に、触覚を感覚的に刺激する要素を感じて、DMをデザインさせてほしいとお願いして作った案内状になります。本当に嬉しかったと思えた出会いのようなものでした。

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日本建築学会:賞牌のデザインをしました

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日本建築学会から依頼がありまして、今年度に新設されました「日本建築学会 著作賞」の賞牌のデザインを2案提出していましたが、書籍をアクリルでデザインしたものが採用されました。

賞が継続される限り続くこの様なプロダクトをデザインをすることができましたことを、会社としてとても光栄なことと思っています。

幻となりましたもう一案は、複雑な形を提案してて成形の予算を大幅にもの凄くオーバーしてしまい、コンセプトとしてはそちらの案もこちらの案と同じではありますが、最後の着地地点が、予算の都合上でこちらの案が採用されました。

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日本建築学会の賞牌のデザインは、他に彫刻家の方のデザインもあり、グラフィックデザイナーでは、「日本建築学会 文化賞」の賞牌のデザインを福田繁雄さんがされています。

Book Design:Nobuyoshi Araki”EroReal”, Hirofumi Toyama “PAINTINGS”

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荒木経惟「エロリアル」、登山博文「PAINTINGS」、2点の作品集のアートディレクションとデザインをさせていただきました。

AD: Kazumi Hosono, D : META STUDIO LTD.