私が以前から好きな作家に、荒木経惟さんがいつも入っていました。
かつてスタジオスーパーコンパス(Yohji Yamamoto,Y’s for Livingなど服飾のグラフィックを得意としていたデザイン会社)で、演奏家の林 英哲さんhttp://www.eitetsu.net/の講演チラシを私がデザインしました。その際、荒木さんに写真撮影をお願いしたのですが、林 英哲さんの表情と姿から感じられる人としての深みのある写真と、撮るときの軽やかさに驚いたことが忘れられませんでした。
それから、随分経ち(たぶん10年は過ぎてます)、ご縁がありまして5冊続けて荒木経惟 作品集をディレクション、デザインすることができたことを、嬉しく思っています。
私 はここ数年、多摩美術大学デジタルデザイン科に(アジールの佐藤直樹さん主任)、デザインに対する良い意味での疑問点や、現在考えていることを形にするために更に研究をと通っていることもあり、いい加減な気持ちで荒木さんの作品集にデザインとして関わることは、避けたいと考えました。
この5冊は、共にメタスタジオを立ち上げ信頼している、細野がアートディレクションをしています。
「過去・未来 写狂老人日記1979年-2040年」 荒木経惟(2012)
「写狂老人Aのフィルムノスタルジー」荒木経惟 (2011)
「愛の劇場」 荒木経惟 (2011)
「古希ノ写真」荒木経惟(2010)
「遺作 空2」荒木経惟(2009)
下記から購入できます。
http://www.takaishiigallery.com/jp/publications/pu-araki/
http://www.arakinobuyoshi.com/